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共同要望書提出!!

去る2011年11月21日
「VPDを知って、子どもを守ろう。」の会のみなさまの呼びかけで
守る会を含む9団体で予防接種法の改正、ヒブ肺炎球菌を含む8ワクチンの定期接種化を求める共同要望書を小宮山洋子厚生労働大臣あてに提出いたしました。

要望書の内容(PDF)

https://docs.google.com/open?id=1HmnPV6-4FAoBDMWweYRSN3DM79jOwqI0niN6yDlB9spTZqpL0q6mBXaFEn2C

要望書20111121写真 005w 要望書20111121写真 010w


要望書提出には結核感染症課の正林課長と担当官2名の3名が丁寧に対応してくれました。
「VPDを知って、子どもを守ろう。」の会の薗部友良先生他、守る会からは事務局、ポリオの会小山代表、HPV予防ワクチンの専門家会議の方が出席し、要請項目に沿って薗部先生がわかりやすく要請趣旨を説明しました。

厚生労働省としては、WHO推奨のワクチンは定期接種化していきたいと考えている。
この間予防接種部会等で前向きな協議を重ねているところである、との回答をいただきました。
また、3ワクチンの費用助成継続について、10日に大臣と守る会で面談し、定期接種までの間は基金で継続していくとの回答を得ているが、厚生労働省としてどう対応していくのか、と質問に対し、厚労省としても3ワクチンについては、定期接種化と基金での継続、いずれの対応も視野にいれ検討してきた経過を話され、いずれにしても大臣が話したように3ワクチン助成については、継続するよう基金等で対応していく、と回答しました。

厚生労働省としてもも引き続き、前向きに取り組んでいきたいとの内容でした。
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テーマ : 予防接種 - ジャンル : 育児

各種セミナー講演等のご報告

こちらもご報告が前後してしまいますが。

●10月19日に長野県飯田市飯伊小児科談話会主催
『ヒブワクチン・肺炎球菌ワクチンで細菌性髄膜炎から子どもたちを守りたい』と題してセミナーが開かれ
守る会代表田中が講演いたしました。
また
飯田市立病院小児科の長沼邦明先生からは飯田市における髄膜炎の10年にわたる考察
矢野子どもクリニックの矢野秀美先生からは飯田市における助成や制度について詳しくお話をいただき
飯田市でお子さんが幼い時髄膜炎を患らった福沢直美さんの体験談もお聞かせいただきました。
平日の夜にもかかわらず多くの方にお集まりいただきありがとうございました。

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●11月6日(日)に大阪ハートンホテル心斎橋にて新米ママのための予防接種セミナーが開かれ
守る会副代表の武内一医師より『ワクチンは安全ですか?~教えてくださいホントの話~』 
守る会代表田中からは『子どもに予防接種を受けさせる前に』を講演
事前申し込みのあった約100名のパパママまた付き添ってくださるおじいちゃまおばあちゃまの姿もあり盛会となりました。
講演後講師とこの日のためにアドバイザーとして参加してくれた小児科の先生4名が各テーブルを回りパパやママと直接お話しができました。
なお、この日の様子が12月15日発売のたまごクラブに掲載される予定です。
これからご出産を控えワクチンに関心のあるみなさまぜひ手に取ってごらんください。


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●11月12日に新潟市市民公開セミナーが開かれ、守る会代表の田中が講演しました。
当日はママナビゲーターの松井弘恵さんが司会をつとめ、第一部では新潟市保健所保健管理課感染症対策室室長の上田睦子さんが「新潟市の予防注射について」をテーマに、済生会新潟第二病院小児科部長で新潟市小児科医会副会長の平野春伸先生が「細菌性髄膜炎ってどんな病気?」をテーマに、そして田中が「細菌性髄膜炎から子どもたちを守ろう~不安になってもいいんだよ、みんなで守るかけがえのないいのち~」をテーマに
講演しました。
第二部では新潟大学医歯学総合病院小児科教授の齋藤昭彦先生が「こどもの予防接種その効果と副反応」と題し講演され、続いて質疑応答・Q&Aセッションが行われました。
当日行ったアンケートでは公聴者満足度100%という結果も得られ、大変充実したセミナーとなりました。


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なお、当日の様子がUstreamで動画配信されています。
ぜひともご覧ください。

■Ustream配信(第一部、第二部)
http://www.ustream.tv/recorded/18465915
http://www.ustream.tv/recorded/18467244



●11月13日に宮崎県医師会県民健康セミナーが開かれ、守る会事務局高畑がお話しさせていただきました。
当日はMRT宮崎放送のの川島恵アナウンサーが司会をつとめ宮崎生協病院小児科の上野満先生が「病気を予防するワクチンの基礎知識」と題し講演され、続いて守る会事務局が「我が子が細菌性髄膜炎に罹って」と題し、自身の経験と守る会の活動を紹介しました。講演の後は、宮崎市保健所長の伊東芳郎さん、宮崎日日新聞社の中川美香さんを加えパネルディスカッションが行われ、小児から高齢者の予防接種まで、幅広いテーマでディスカッションが繰り広げられました。
なお、当日の様子は、11月20日(日)12:00より、MRTラジオで放送されます。
視聴可能な地域の皆様、ぜひエアチェックしてみてください。

■MRT宮崎放送
http://mrt.jp/radio/event/dr_seminar/

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小宮山洋子厚生労働大臣面談・要請

デモ行進と同じ日
10月10日15:30~
小宮山洋子厚生労働大臣と面談、細菌性髄膜炎から子どもたちを守るワクチンの早期定期接種化など3項目を要請を行いました。
この面談は田名部匡代衆議院議員(民主党)のご尽力で実現したものです。この場をお借りして御礼申し上げます。
また、当日は仁木博文衆議院議員も同席してくださり、私たちの要請を後押ししてくださいました。

要請では「細菌性髄膜炎から子どもたちを守るワクチンの早期定期接種化」、「定期接種化が実現されるまでの間の、費用助成事業の継続」、「細菌性髄膜炎の起因菌別の全数把握」の3点を中心に求めました。

(要請内容は文末の通り)

小宮山大臣からは、次年度も確実に助成事業を継続できるようにするとの回答を頂くことができました。
この他、費用助成事業において、東京23区等を中心に接種者の自己負担を求める自治体があり、未だに高額な接種費用が必要である地区がある実態を紹介し、是正を求めました。

大臣要請④w

また小宮山大臣は子ども達にお心遣いくださりなごやかな雰囲気で最後は同席した子どもたちを抱っこして撮影に応じてくださるシーンもあり、根気の必要なことも多いですが子どもたちの施策には精一杯努力しますとおしゃってくれていました。期待したいと思います!!
お忙しいご公務の時間を割き面談に応じてくださりありがとうございました!

大臣要請①w





「世界標準のワクチンを希望するすべての子どもたちが無料で接種できるように」
~細菌性髄膜炎を予防するワクチンの接種費用助成制度継続と定期接種化を求めます~

                       細菌性髄膜炎から子どもたちを守る会


ワクチンで防ぐことができる感染症「VPD(Vaccine Preventable Diseases)」はワクチンで防ぐ。これは世界の常識です。しかし、残念ながら日本ではWHO(世界保健機関)が推奨しているHib(ヒブ)、小児用肺炎球菌、水痘、おたふく、HPV、不活化ポリオ、B型肝炎ワクチンは定期接種(無料)に入っておらず、日本に住む子どもたちは感染症の脅威にさらされています。また、接種費用も高額で住んでいる地域や家庭の経済的事情によって子どもたちの命に格差が生まれています。
中でも乳幼児の感染症で最も怖い病気に細菌性髄膜炎があります。年間推計で約1000人が発症し、そのうち約50人が亡くなり、約250人に重い後遺症を残しています。しかし、世界の多くではHib(ヒブ)ワクチンと小児用肺炎球菌ワクチンを定期接種化することで「過去の病気」となっています。そこで、国は昨年11月26日、この2つのワクチン接種を促進するため平成23年度末までの特例交付金として公費助成を施行し、現在はすべての市町村において細菌性髄膜炎を予防するワクチンの費用助成が行われています。この施策は定期施接種化に向けた大きな一歩であり、家庭の経済的な事情等で子どもの命に格差が生じない環境が整い、また時間外の夜間救急においても医師はこの2つのワクチンの接種歴を聞き取ることで、迅速な診断が可能となり、小児医療の改善にもつながっています。
そうした中、先日開かれた厚生科学審議会感染症分科会予防接種部会においても、予防接種は国民の生命と健康を守る重要な手段であるとし、「特に子どもの予防接種は世代を担う子どもたちを感染症から守り、健やかな育ちを支える役割を果たす」として「3ワクチン(ヒブ、小児用肺炎球菌、子宮頸がん予防)については平成24年度以降も円滑な接種が行えるよう、今後の定期接種への移行を視野に入れながら検討する」と明記されています。
しかし、来年度の概算要求には子どもたちを感染症から守る予防接種に関する予算が計上されておらず、定期接種化に向けた国の姿勢が不明確なままです。多くの保護者は現行の接種費用助成が次年度も継続されるのかどうか、不安を抱きながら子育てをしています。国は一日も早くこれらのワクチンを定期接種化すべきであり、実施までの間は子どもたちの命に格差が生まれないよう、現行の公費助成を継続させる必要があります。
「ワクチンで防ぐことができる感染症はワクチンで防ぐ」ために、国は子どもたちの命を守るために進めた大きな一歩を後退させず、「世界標準のワクチンを希望するすべて子どもたちが無料で接種できるよう」、子どもたちの命を最優先とする政府の英断を求めます。

一、Hib(ヒブ)、小児用肺炎球菌両ワクチンを速やかに定期接種にすること
一、起因菌別、全数詳細データーの把握、分析、評価およびそれらのすべてのデーターの公開
一、定期接種化までの間の接種費用助成の継続
                                     以上

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ワクチンでも2011が行われました!!

今年も【細菌性髄膜炎から子どもたちを守る会】は実行委員として参加させていただき行動できました!!

去る11月10日、「世界標準のワクチンを希望するすべての子どもたちが無料で接種できるために」
「細菌性髄膜炎を予防するワクチンの接種費用助成継続と定期接種化を」
をメインスローガンとしたワクチンデモを行いました。

12団体と有志が賛同し当日はあいにくの今にも降り出しそうな曇り空ながら約100名が三河台公園(六本木)に集結しました。


今年のメインスローガンは

世界標準のワクチンを希望するすべての子どもたちが無料で接種できるように
~細菌性髄膜炎を予防するワクチンの接種費用助成制度継続と定期接種化を求めます~





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なおこのデモで写真や動画を撮影されていてこのブログでご紹介してもよい素材をお持ちのかたはぜひご提供ください

プロフィール

細菌性髄膜炎から子どもたちを守る会

Author:細菌性髄膜炎から子どもたちを守る会
細菌性髄膜炎・ワクチンの詳細については
細菌性髄膜炎から子どもたちを守る会
をご覧ください

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