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長浜厚生労働副大臣に面談、定期接種化を要請を行いました

去る2009年10月27日

厚生労働省にて長浜博行副大臣と面談し、細菌性髄膜炎から子どもたちを守るワクチンの早期定期接種化を要請を行いました。

この要請では以下の3点を要望しました。

これに対し長浜副大臣は
「民主党としてもこの問題は取り組んできた。急ぐようにとの指示は十分分かっている。治験の問題も含め、定期接種という形でと。国の決まりがあり、厚労省の手続きもあるので、説明していただいたことは承知の上で、対応を急ぐように努力させていただければと思っている」と前向きな回答をいただけた。




                          要望書




以下の内容について具体的な検討と対策を進めていただけますよう、要望いたします。


1.速やかにヒブワクチン(アクトヒブR)小児用肺炎球菌7価ワクチン(プレベナー)を予防接種法による定期接種対象疾患(一類疾病)に位置づけること。


2.ワクチンの医学的な必要性の明確化とワクチンの有効性の確認のため、ワクチン関連疾患の原因病原体別発生頻度について全数把握を行うこと。


3.感染症対策およびワクチン施策を迅速かつ円滑に行うため、現在のワクチンメーカーと医薬品医療総合機構および外部専門家によるワクチンの審査組織を改善し、小児市中感染症の専門家、ワクチン疫学の専門家、ならびにワクチン関連疾患の罹患家族などワクチン接種者の代表を加えた委員会および審査組織の構築




厚労省副大臣要請

今回は迷いながら息子を連れて一連の請願行動をしてきました。
子どもを連れてあのような場にでることは正直悩みました、
前回国会請願署名提出時には劇症型のHib感染症でお子さんを亡くしたご家族からの
直接の訴えもあったのに審議もされず未了とされた経緯があり
どのような思いでお話してくれたかと考えると悔しくてかなしくて・・・
言葉で説明しても想像して理解いただけないのであれば、
髄膜炎の後遺症がどのようなことを招くのか直接目で見ればわかるだろうか?

出発前には、息子同様、障碍を抱えるお子さんをお持ちのお母さんたちやご家族からは、
かなり反対のご意見も受けました。
でも一生涯後遺症と向き合うということがどういうことなのかということは、
当事者・家族・その身近にいる人々以外では残念ながらなかなか目にも入らず、
普段は考えることすらなく、それなのに想像をしろといっても難しいであろうということは、
私自身も息子が髄膜炎後遺症児にならなければ同じ立場であったのですから
残念ながら容易に理解できてしまうのです。
細菌性髄膜炎の後遺症は私自身のも家族にも・・・
息子の周りのすべての人にいろいろな意味において大きな影響を与えました。
いま現在も与え続けています。

そして息子を連れていったことは、
私自身も防げる病気から我が子を守ってやれなかったバカな母として
防げる病気を防ぐワクチンを知らなかったバカな日本人の1人として、
息子の後遺症とそして細菌性髄膜炎という疾患と正面から向き合い
これからも生きていくことへの自分自身への誓いの意味でもあったのかもしれません。





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コメント

感謝

今日、米国親族からのメールで、息子(3歳)より6ヶ月下の従兄弟が細菌性髄膜炎で緊急入院中であるという知らせを受けました。明るく健康に育っていて昨年のクリスマスには息子と一緒に元気に遊んでくれていたのに…残念でなりません。命はとりとめましたが、後遺症は重く残るであろうとの診断です。詳しいことはまだ病室に付きっきりのためわかりませんが、両親にとって人生が大きく変わる出来事であることには間違いありません。来年の春に再会することになっていますが、それまでにできるかぎり回復してくれていることを祈るばかりです。私も、細菌性髄膜炎に関して無知であったので、御ブログならびに会のHPを拝見いたしました。とても勉強になりました。お子様を連れての請願活動、大変勇気ある行動と思います。ご尽力に感謝いたします。今後の政府対応を見守りながら、自分も細菌性髄膜炎に関して学んでいこうと思います。そして、又従兄弟君と再会の折りには、また息子と一緒に楽しく遊びたいです。

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